「英検®に挑戦しよう!」と思って公式サイトを見ていたら、「A1レベル」という見慣れない表記を見つけた…。
「これって一体どういう意味?」 「普通の5級とか4級とは違うの?」 「自分のレベルはどれくらいなんだろう?」
そんな風に、ふと疑問に思ったことはありませんか?
こんにちは! 英語学習をサポートするウェブライターです。 初めて見る言葉に、少し戸惑ってしまいますよね。でも、ご安心ください。この「A1」という記号は、あなたの英語学習にとって、とても便利な「道しるべ」になってくれるものなんです。
この記事では、専門用語を一切使わず、
- そもそも「A1」とは何なのか?
- A1レベルで、具体的に何ができるようになるのか?
- A1に当てはまる英検®の級はどれなのか?
といった疑問を、一つひとつ丁寧に解きほぐしていきます。 この記事を読み終える頃には、自分の英語力の現在地がハッキリとわかり、自信を持って次の目標を立てられるようになっていますよ。
そもそも「A1」とは?あなたの英語力を示す世界共通の「ものさし」です
結論から言うと、「A1」とは、世界中の人たちが使っている共通の基準で、「あなたは今、このくらいの英語力ですよ」と示してくれるレベル表記のことです。
この世界共通の基準のことを、少しだけ正式な言葉で「CEFR(セファール) 」と言います。
「なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、考え方はとてもシンプルです。 例えば、長さを測るとき、日本では「cm(センチメートル)」、アメリカでは「inch(インチ) 」を使いますが、これだと世界で比べるときに少し不便ですよね。そこで、「世界中でこの測り方を使いましょう」と決めたのがCEFRです。
CEFRは、英語力を一番下の「A1」から、一番上の「C2」まで、6段階に分けています。
- Aレベル(A1, A2): 基礎段階の学習者(初級者)
- Bレベル(B1, B2): 自立した学習者(中級者)
- Cレベル(C1, C2): 熟達した学習者(上級者)
つまり、英検®のサイトに書かれている「A1」とは、「あなたはCEFRという世界共通のものさしで測ると、英語学習のスタート地点である『A1レベル』にいますよ」ということを示しているのです。
【独自リスト】英検®A1レベルで「できること」は?日常Can-doリスト
「A1がスタート地点なのはわかったけど、具体的に何ができるレベルなの?」 そうですよね。ここからは、A1レベルでできるようになることを、具体的な日常シーンに沿って見ていきましょう。
✅ 自己紹介ができる
“My name is Taro.” “I am a student.” のように、自分の名前や職業など、簡単な自己紹介ができます。
✅ 簡単な質問をしたり、答えたりできる
“What’s your name?” “Where are you from?” といった、相手への簡単な質問を理解し、答えることができます。
✅ 身の回りのものを表現できる
“This is a pen.” “That is my dog.” のように、自分の身の回りにある「モノ」や「人」について、簡単な言葉で説明できます。
✅ お店で簡単なやりとりができる
“How much is this?” と値段を尋ねたり、”One coffee, please.” と注文したり、相手がゆっくり話してくれれば、お店での簡単なやりとりができます。
✅ 短い文章を読んで、意味がわかる
簡単な単語で書かれた看板や、短いメッセージ、Eメールなどを読んで、おおよその意味を理解することができます。
どうでしょうか? A1レベルとは、「よく使われる基本的な表現を使いこなし、相手がゆっくり話すなどの手助けがあれば、簡単なコミュニケーションが取れる」レベルなのです。まさに、英語の世界への扉を開ける、第一歩と言えますね。
英検®A1レベルに該当するのは「5級」と「4級」
さて、ここが一番知りたいポイントだと思います。 この「A1」というレベルは、英検®の何級に当てはまるのでしょうか? 答えは、「5級」と「4級」です。
CEFRレベル | 対応する英検®の級 | レベルの目安 |
A1 | 5級 | 中学初級程度。 英語学習の最初の目標に最適です。 |
4級 | 中学中級程度。 A1の中でも、一歩進んだレベルです。 |
同じA1レベルの中でも、5級がスタート地点、4級がその少し上、というイメージですね。 英検®は、この世界基準であるCEFRに対応するように作られているので、5級や4級に合格することは、世界的に見ても「A1レベルの英語力がある」という証明になるのです。
あなたはどっち?5級と4級、どちらを受けるべき?
「自分はA1レベルなのはわかったけど、5級と4級、どちらから挑戦すればいいんだろう?」 そんな風に迷ったら、ぜひこれを参考にしてください。
「5級」がおすすめなのは、こんな方!
- これから本格的に英語学習を始める、全くの初心者の方
- 中学校に入って、初めて英語を習い始めた中学1年生の方
- まずは「合格する!」という成功体験で、自信をつけたい方
「4級」がおすすめなのは、こんな方!
- すでに5級に合格している方
- be動詞や一般動詞の現在形・過去形など、中学2年生前半までの基本的な文法が理解できている方
- 5級の単語だけでは、少し物足りなく感じてきた方
自分の今のレベルを正直に見つめて、無理のない級から挑戦することが、英語学習を楽しく続ける一番の秘訣ですよ。
まとめ:自分の「現在地」を知って、次の一歩を踏み出そう!
最後に、今日のポイントを振り返ってみましょう。
- 「A1」とは、世界共通の基準「CEFR」で定められた英語レベルのこと。
- レベルはA1〜C2まであり、A1は英語学習の「スタート地点」。
- A1では、簡単な自己紹介や質問など、日常の基本的なやりとりができる。
- 英検®では「5級」と「4級」が、このA1レベルに該当する。
「A1」という記号の意味がわかれば、それはもうただの記号ではありません。 あなたの英語力が今どこにいるのかを示す**「現在地」であり、次にどこへ向かえばいいのかを教えてくれる「コンパス」**になります。
自分のレベルがわかった今、ぜひ次の一歩を踏み出してみませんか? 英検®公式サイトで5級や4級の試験日をチェックして、あなたの新しい挑戦を始めてみてください。応援しています!