【受験直前】勉強はもう十分。最後に合格率を1%でも上げる「脳と心の整え方」完全版

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今のあなたに必要なのは「勉強」ではありません

受験本番まであと数日、あるいは明日。

ここまで必死に努力してきたあなたには、既に受験に必要な沢山の知識が宿っているはずです。

今、この画面を見ているあなたは、きっと不安で胸がいっぱいかもしれません。「まだ覚えられる単語があるんじゃないか」「あの公式、忘れてないかな」。そう思って参考書を開きたくなる気持ち、痛いほどわかります。

しかし、受験直前のこの時期、あなたの合否を最後に分けるのは「詰め込んだ知識の量」ではなく、「持っている知識をどれだけ引き出せるか」というコンディションです。

この記事では、数多くの受験生を見守ってきた「合格ネット」編集部が、勉強以外で最後にできる「合格率を上げるための技術」を徹底解説します。精神論ではなく、脳の仕組みに基づいた具体的なアクションプランです。

これを読み終える頃には、あなたの不安は「準備万端の自信」へと変わっているはずです。

メンタル編:緊張は「敵」ではなく「最強の味方」

「緊張して頭が真っ白になったらどうしよう」

そう思うと余計に心臓がバクバクしますよね。しかし、脳科学の視点でポジティブな発想としてとらえるには「緊張=集中力が極限まで高まった状態」と考えます。

ノルアドレナリンを味方につける

人が緊張すると、脳内で「ノルアドレナリン」という物質が分泌されます。これは、注意力を高め、脳の処理速度を上げる「戦闘モード」のスイッチです。

つまり、ドキドキしているのは、あなたの脳が「本番で最高の結果を出す準備が整った」という合図なのです。

  • NGな思考: 「緊張してはいけない。落ち着かなきゃ」 → 脳が混乱し、余計に焦る。
  • OKな思考: 「ドキドキしてきた。脳が覚醒モードに入ったぞ」 → パフォーマンス向上につながる。

「不安」を紙に書き出す(ジャーナリング)

もし不安が頭から離れないときは、ノートにその気持ちをすべて書き出してください。「落ちたらどうしよう」「数学が怖い」。どんなことでも構いません。

※米国シカゴ大学の研究によると、試験前に不安を書き出した学生は、そうでない学生よりもテストの成績が良かったというデータがあります。脳のワーキングメモリ(作業領域)から「不安」を吐き出し、容量を空ける効果があるのです。

睡眠編:起床時間から逆算する「合格するための眠り方」

「眠れなくても焦らない」のが鉄則ですが、質の高い睡眠は最強の武器です。

逆算思考で「起床時間」を決める

人間の脳が完全に覚醒し、論理的思考力がピークに達するのは、起床から約3~4時間後と言われています。

試験開始が9時30分なら、遅くとも6時~6時30分には起きる必要があります。

前夜に眠れない時の対処法

布団に入っても目が冴えてしまう時は、無理に寝ようとしないでください。「目を閉じて横になっているだけ」でも、体は8割程度休息できています。

  • スマホは見ない(ブルーライトは脳を覚醒させます)。
    ※スマホを見て疲れて眠ろうという考えは間違えています。
  • 「一晩くらい寝不足でも、アドレナリンが出るから大丈夫」と開き直る。
    ※こうなる事を予測して、数日前からの行動を考えましょう。前日には22時くらいには眠くなるような生活にするなど工夫をしておきます。

食事編:脳のエネルギー切れと乱高下を防ぐ

試験当日の朝食と、休み時間の補給食は戦略的に選びましょう。

朝食は「低GI食品」と「消化の良いもの」

試験中に眠くなったり、集中力が切れたりする最大の原因は「血糖値の乱高下(血糖値スパイク)」です。砂糖たっぷりの菓子パンやエナジードリンクは避けましょう。

  • おすすめ: ご飯(よく噛む)、バナナ、味噌汁、消化の良い卵料理。
  • 理由: 緩やかに血糖値を上げ、持続的なエネルギーを供給するため。

休憩時間の「チョコ」のタイミング

脳の栄養であるブドウ糖は、摂取してから脳に届くまで約1時間かかると言われています。

  • 次の科目が始まる1時間前(または30分前)に、ひとかけらのチョコレートやラムネを摂取するのがベストタイミングです。

4. 直前タイムライン:試験当日の「勝利のルーティン」

当日、会場に着いてから試験開始までの過ごし方が、結果を左右します。

試験会場には「自分だけの空間」を作る

周りの受験生が賢そうに見えたり、参考書を猛スピードでめくる音が気になったりするものです。

  • ノイズキャンセリング: 耳栓をするか、好きな音楽を聴いて外部の情報を遮断します。
  • 使い慣れたものを触る: ずっと使ってきたシャーペン、ボロボロの単語帳。これらは「これだけやったんだ」という自信を呼び起こすアンカー(いかり)になります。

試験開始直前の「4-7-8呼吸法」

問題用紙が配られ、開始の合図を待つ数分間。心拍数が上がってきたら、この呼吸法を行ってください。

  1. 口から息を完全に吐き切る。
  2. 鼻から4秒かけて息を吸う。
  3. 息を7秒止める。
  4. 口から8秒かけてゆっくり息を吐く。

これを3回繰り返すと、強制的に副交感神経が優位になり、驚くほど冷静になれます。


5. もしもの時のトラブルシューティング

最後に、想定外のことが起きた時の対処法をお伝えします。

トラブル対処法
前の科目ができなかった「自分ができない問題は、周りもできていない」と割り切る。終わった科目の答え合わせは絶対にしない(帰ってからゆっくりできます)。
頭が真っ白になったペンを置き、目をつぶって10秒数える。そして「簡単な問題」を探すことから始める。
周囲の音がうるさい貧乏ゆすりや咳払い。「あの音は自分を集中させるBGMだ」と意味付けを変える。

あなたは、もう十分に頑張っている

ここまで、勉強以外でできる「最後のひと押し」について解説しました。

  1. 緊張は「脳の覚醒合図」と捉え直す。
  2. 試験開始3時間前に起き、血糖値をコントロールする。
  3. 当日は「4-7-8呼吸法」で強制的にリラックスする。
  4. 終わった科目のことは忘れ、目の前の1問に集中する。

今のあなたに必要なのは、新しい知識ではありません。「自分はこれだけやってきた」という事実を信じ、心と体を整えることだけです。

大きく深呼吸をして、行ってらっしゃい。

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