「学校の団体申込は利用できない…」 「自分のペースで勉強して、好きなタイミングで受験したい」
独学で英検の合格を目指す学生や社会人のあなたなら、きっと「個人」での申し込みを考えていることでしょう。しかし、いざ日程を調べようとすると、「どの情報を見ればいいの?」「自分に合う試験日はどれ?」と、一人で進めることに少し不安を感じていませんか?
ご安心ください。個人で英検を受験する方法はきちんと用意されており、あなたのライフスタイルに合わせた柔軟な日程選びが可能です。
この記事は、そんな個人受験を目指すあなたのための日程ガイドです。単に日付を羅列するだけでなく、あなたの状況(忙しい、急いでいる、PCが苦手など)に応じた「最適な試験方式」を提案します。
この記事を読み終える頃には、あなたは自分のとるべき最善の選択肢を理解し、自信を持って申し込みへと進むことができるでしょう。
この記事で分かること
- 個人申込で選べる2つの試験方式
- 2025年度の個人向け試験日程
- あなたの状況に合わせたベストな受験方法の提案
まずは知っておきたい!英検「個人申込」の2つの選択肢
個人で英検を受験する場合、大きく分けて2つの方法があります。それぞれの特徴を理解することが、最適な日程選びの第一歩です。
選択肢①:従来型(本会場)
これは、昔からあるオーソドックスな試験方式です。指定された試験日に、全国に設置される「本会場」で、マークシート(筆記)と対面(面接)で受験します。
【重要】個人申込は「本会場」のみ 学校や塾などで実施される「準会場」は、その団体に所属する人しか申し込めません。個人で申し込む場合は、必ず「本会場」を選択することになるので、覚えておきましょう。
選択肢②:英検S-CBT
近年登場した、新しい試験方式です。全国にあるテストセンターで、原則、毎週土日に受験できます。スピーキングも面接員との対面ではなく、ヘッドセットを装着し、マイクに音声を吹き込む形式です。
ひと目でわかる!2025年度の英検日程(個人受験)
それでは、具体的な日程を見ていきましょう。 (※2025年9月24日現在の情報です。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。)
従来型(本会場)の日程
年3回、全国一斉に実施されます。学校や仕事のスケジュールを調整できるなら、こちらの方式も良い選択肢です。
🍂 2025年度 第2回検定
- 一次試験日:2025年10月5日(日)
- 二次試験日:11月9日(日) または 11月16日(日)
❄️ 2025年度 第3回検定
- 申込期間:10月31日(金) ~ 12月15日(月)
- 一次試験日:2026年1月25日(日)
- 二次試験日:3月1日(日) または 3月8日(日)
英検S-CBTの日程
S-CBTには、従来型のような「全国一斉の試験日」という概念がありません。
- 試験日:原則、毎週土日に実施
- 申込:希望日の約3ヶ月前から、空席があれば直前まで申込可能
自分のスケジュールに合わせて、ピンポイントで受験日を決められるのが最大の魅力です。
【この記事の核心】状況別!あなたに最適な受験方法はこれだ
「結局、自分はどっちを選べばいいの?」 その疑問に、あなたの状況に合わせて具体的にお答えします。
Case 1:「仕事やプライベートで、決まった日曜日に休みづらい…」あなたへ
→ おすすめは断然「英検S-CBT」です。
従来型は試験日が日曜に固定されていますが、S-CBTなら毎週土日はもちろん、一部会場では平日にも実施されています。あなたの都合の良い日を、まるで予約するように選べるS-CBTが最適です。
Case 2:「就職活動や単位認定のため、できるだけ早く結果が欲しい!」あなたへ
→ おすすめは「英検S-CBT」です。
S-CBTは1日で4技能すべての試験が終わるため、二次試験を待つ必要がありません。また、もし不合格だった場合でも、すぐに次の日程を予約して再挑戦できるため、とにかく急いでいる方にはS-CBTが有利です。
Case 3:「パソコン操作が苦手。紙と鉛筆じゃないと集中できない…」あなたへ
→ おすすめは「従来型(本会場)」です。
慣れ親しんだマークシート形式で、落ち着いて試験に臨みたい方には、従来型が安心です。無理に不慣れな形式を選ぶ必要はありません。ご自身の力が最も発揮できる環境を選びましょう。
Case 4:「スピーキングは、PCに話すより人の顔を見て話したい」あなたへ
→ おすすめは「従来型(本会場)」です。
面接委員との自然なコミュニケーションの中でスピーキング能力を評価してほしい、という方には対面式の面接がぴったりです。逆に、人と話すのが極度に緊張するという方は、録音式のS-CBTがおすすめです。
日程が決まったら|個人申込のスムーズな進め方
あなたの受けるべき試験方式は決まりましたか? 受験方法が決まったら、あとは公式サイトから申し込むだけです。
「英検(従来型)」「英検S-CBT」どちらの申し込みも、英検公式サイトの「英検 Navi」というサービスから行います。 下のリンクから公式サイトへ進み、あなたの選んだ方式の案内に従って、手続きを進めてください。
まとめ:自分に合った日程を選び、自信を持って一歩を踏み出そう
今回は、個人で英検を受験する際の日程の調べ方と、あなたに最適な試験方式の選び方について解説しました。
- 個人申込には、決まった日程の「従来型(本会場)」と、自由に選べる「S-CBT」の2種類がある。
- S-CBTは、忙しい学生や社会人にとって非常に柔軟な選択肢となる。
- 自分の性格や状況(急いでいるか、PCが得意かなど)に合わせて、最適な方式を選ぶことが合格への近道。
独学での挑戦は、時に心細く感じることもあるかもしれません。しかし、日程選びにおいては、団体申込よりも自由で、あなた自身に合った選択ができるという大きなメリットがあります。
この記事を参考に、あなたにとってベストな受験日を決め、自信を持って合格への一歩を踏み出してください。