「英検®準二級って、合格率が20%くらいしかないって本当?」 「3級は受かったけど、準二級はレベルが全然違うって聞いて不安…」 「自分なんかが、本当に合格できるのかな…」
英検®準二級への挑戦を決めたあなた。期待に胸を膨らませる一方で、そんな「合格率が低い」というウワサを聞いて、急に大きな壁を感じていませんか?
でも、安心してください。その不安、今日ここで解消できます!
こんにちは! 多くの受験生をサポートしてきたウェブライターです。結論から言うと、あなたがウワサで聞く「合格率」の数字に、一喜一憂する必要は全くありません。
なぜなら、その数字の裏にはカラクリがあり、正しい情報を知って、的確な対策をすれば、英検®準二級は決して「狭き門」ではないからです。
この記事を読めば、
- 「合格率が低い」と言われる、本当の理由がわかる
- 合格率の数字よりずっと大切な「合格のモノサシ」がわかる
- 明日から何をすべきか、具体的な勉強計画が立てられる
ようになります。 もう、正体不明の「合格率」という言葉に惑わされるのは終わりにしましょう。あなたの不安を自信に変え、合格への最短ルートを一緒に見つけていきましょう!
衝撃の事実!英検®準二級の「合格率」は現在、公式発表されていない
まず、皆さんに知っておいてほしい、とても重要な事実があります。 それは、現在、英検®を主催する日本英語検定協会は、級ごとの詳細な合格率を公式に発表していないということです。
「え、じゃあ『合格率20%』って何の数字なの?」と思いますよね。
これは、2016年以前に公表されていたデータや、塾などが独自に算出した推定値が広まったものだと考えられています。当時は、一次試験の合格率が約25%前後だったと言われています。
ちょっと待って!ここで希望の持てる話を一つ。
一次試験の合格率が低い、という話ばかりが目立ちますが、実は**二次試験(面接)の合格率は約80%**と非常に高いんです! つまり、一次試験の対策をしっかり行いさえすれば、合格はグッと近づくということですね。
協会が合格率の公表をやめたのは、2016年度から「CSEスコア」という新しい評価基準を導入したためです。これは「何人合格させるか」という相対的な評価ではなく、「決められた基準に達したか」という絶対的な評価で英語力を測るためのものです。
だからこそ、私たちが本当に知るべきなのは、過去のあいまいな「合格率」ではなく、今の「合格基準点」なのです。
ではなぜ合格率は低いと言われる?3つの本当の理由【ココが重要】
それでも、やはり「準二級は難しい」「合格率が低い」というイメージは根強いですよね。 それはなぜでしょうか? 実は、テストが異常に難しいから、というわけではありません。これには、3つのハッキリとした理由があるんです。
理由1:準備不足のまま「試しに」受ける受験者が多いから
これが最大の理由です。 英検®は誰でも受験できるため、学校で団体申し込みがあったから、友達が受けるからといった理由で、十分な準備ができていないまま「記念受験」をする人が一定数含まれます。 当然、その人たちは不合格になる可能性が高く、全体の合格率を下げてしまうのです。
この記事を読んで「どうすれば合格できるかな?」と真剣に調べているあなたは、その時点で、すでに大きな一歩を踏み出しています。
理由2:3級からのレベルアップの幅が大きいから
英検®3級は「中学卒業レベル」ですが、準二級は「高校中級レベル」とされています。 このステップアップで、特に以下の2点が大きく変わります。
- 語彙(単語)のレベルが格段に上がる
- 長文読解の文章が長くなる
3級と同じ感覚で勉強していると、このギャップに対応できず、「全然歯が立たない…」と感じてしまうのです。
理由3:配点の仕組みを理解せず、苦手分野を放置しているから
先ほどお話しした「CSEスコア」では、リーディング・リスニング・ライティングが、すべて同じ点数満点で評価されます。 この仕組みを知らずに、「ライティングは苦手だから、リーディングで稼ごう」といった偏った勉強をしてしまうと、合計点で合格基準に届きにくくなります。
つまり、合格率が低いと言われるのは、「情報戦」と「戦略」で負けているケースが多いということ。逆に言えば、これさえクリアすれば、合格の可能性は一気に高まります!
「合格率」より大切な「合格点」!CSEスコアを理解しよう
お待たせしました。では、あなたが本当に目指すべき「合格点」についてお話しします。 これが、あなたの学習計画のゴールになります。
試験 | 技能 | 満点CSEスコア | 合格基準スコア |
一次試験 | R・L・W 合計 | 1800点 | 1322点 |
二次試験 | スピーキング | 600点 | 406点 |
見ての通り、ゴールは明確です。 一次試験では、3技能の合計で1322点を取れば合格です。これは、だいたい7割(70%)程度の得点が一つの目安になります。
「合格率20%」と聞くと絶望的な気持ちになりますが、「7割の正解を目指そう」と言われれば、なんだか達成できそうな気がしてきませんか?これが、あなたが進むべき正しい道しるべです。
合格率の壁を突破する!具体的な学習戦略
では最後に、7割の壁を越えるための具体的な勉強法をお伝えします。
戦略①:すべての土台!「単語」を制する
準二級の合否は、単語力で決まると言っても過言ではありません。『英検準二級 でる順パス単』(旺文社)などの専用単語帳を1冊買い、それを徹底的に繰り返しましょう。毎日、通学中などのスキマ時間に眺めるだけでも効果は絶大です。
戦略②:一点の重みが違う!「ライティング」を最優先で対策する
ライティングはたった1問ですが、配点における価値はリーディングやリスニングの多くの問題と同じです。こんなにコストパフォーマンスの良い問題はありません。 「意見 → 理由1 → 理由2 → 結論」という基本的な「型」を覚え、それに沿って書く練習を5回もすれば、必ず点数が取れるようになります。
戦略③:過去問で「時間配分」と「自分の弱点」を知る
本番と同じ時間で過去問を解いてみましょう。すると、「長文問題に時間がかかりすぎる」「リスニングの後半で集中力が切れる」など、自分の弱点が見えてきます。その弱点を一つずつ潰していくことが、合格への一番の近道です。
まとめ:あなたの合格は、統計データが決めるものじゃない!
もう一度、大切なことをお伝えします。
- 英検®準二級の公式な合格率は、現在発表されていない。
- 「合格率が低い」と言われるのは、準備不足の受験者が多いなどの理由がある。
- あなたが目指すべきは「合格率」ではなく、CSEスコアの「合格点1322点」(約7割)。
- 「単語」「ライティング」「過去問」の3つを柱に、バランスよく勉強すれば必ず合格できる!
「合格率20%」という数字は、あなたを不安にさせる過去の幻影にすぎません。あなたの合格は、誰かが作った統計データではなく、あなた自身のこれからの行動が決めるものです。
この記事を読んで、少しでも不安が軽くなったなら、早速今日から行動に移してみませんか? まずは、準二級の単語帳を本屋さんで開いてみてください。その一歩が、合格へと繋がる確かな道になります。
あなたの挑戦を、心から応援しています!